山形の探偵 独り言 その11
- 2023.03.27
- ジグス山形アドバイス 探偵 山形
- 山形, 探偵

弁護士というと皆さんはどんなイメージをお持ちだろうか?
テレビのコメンテーターで見ることはあるが、実際には弁護士さんと会うことなく一生が終わる方のほうが多いと思われます。
探偵も同じように生涯会うことなく過ぎる方が圧倒的に多いと思います。
弁護士であれ、探偵であれ何らかのトラブルに遭遇しなかったら会うことはありません、あるいは未然にトラブルを回避するためや、被害を軽減する目的もあると思う。
探偵にとって弁護士は隣り合わせの位置にいるので、接触する機会が多々ある。
皆さんがイメージしている弁護士像と探偵が身近に見ている弁護士像は少し違うのかもしれない。
長年、探偵をやっていると、民事裁判において証言台に立つこともあったし、幾度も裁判の様子を傍聴してきた。また、調停や交渉のやり取りも細部まで見せていただいた。
相談者で弁護士の役割を勘違いしてる方がおられる。
弁護士がトラブルの案件を裁けると認識されていることです。
弁護士はもちろん仲介に入って交渉はしてくださいますが、裁くことができるのは日本の法律ではあくまで裁判所である。
代理人となって、ご依頼される方の弁護にあたるのが役目です。
弁護士さんと言えども人ですから、それぞれの価値観や考え方の違いはあります。
また得意な分野や、交渉の戦略や戦術もそれぞれ持っておられます。
弁護士さんを選ぶときには、そのようなポイントを確認してから依頼するのが最良なのですが、
普段弁護士さんと会ったことのない方は何をどのように聞いたらいいかも分からないこともあると思います。
弁護士さんとのマッチングはとても大切なんです。
例えば、折角集めた不貞の証拠でも、弁護士さんの対応次第で結果は良くも悪くも変わる場合があります。
探偵という目線から、そのような場面を数多く見て参りました。
ご相談者さんの事を思うと、出来る限り有効に証拠を活用していただけたらという願いがあります。
探偵はその願いを、弁護士さんに託すしかありません。
裁判や調停、交渉等、実は目には見えないところでの探偵と弁護士の表裏一体の共同作業なのです。
弁護士さんの中でも、探偵に対しての認識が分かれます。
探偵に一定の理解と協力を持っておられる方、あるいはそうでない方です。
「確たる証拠は真実を変えることは出来ない。」
どんなに弁の立つ優秀な方でも、客観的事実を証明することには敵わない。
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