山形の探偵 独り言 その15

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ここひと月の間、大きな地震が起きている。
能登半島、トカラ列島、北海道など日本列島の北から南、地震の心配のないところは見当たらない。

東北の方にとって大きな地震と言えば、2011年の東日本大震災が思い出される。
毎年3月11日近くになると、その時だけマスコミが思い出したように震災の番組を放送する。

探偵の傍ら、長年被災地の復興支援に関わっている。
これまでたくさんの被災者の方々にお会いした。
定期的に被災地に行き、そこに暮らす住民の方々からいろんな話を聞いている。
被災地は、震災と今も戦っている。
365日、12年間ずっと休むことなく震災と向き合っている。
目に見えるものや目に見ないもの、いろんな問題を今も抱えて生きている。

出来ればもうそのような悲劇は起きて欲しくないと誰でも思う。
日本列島は地球の4つのプレートがぶつかり合う世界でも稀有な場所にある。
日本列島にいる人々は、地震は必ず起きることを前提にここに暮らしている。

私たち日本人は、この土地に安全に平和に暮らす知恵を普段から出しあった方がいい。
それは、他人事でもなく大袈裟なことでもない、一人一人にとって大切なことだから。
被災地で出会った方々にそのように教えていただいた。